令和４年度長崎県障害者ピアサポート研修（フォローアップ研修）を令和５年３月１３日、２４日の２日間、ながさき看護センターで開催しました。
この研修は、基礎研修（令和５年１月１７日、１８日）と専門研修（令和５年２月２日、３日）を終了された方々を対象とするもので、当事者１６名、支援者２３名の合計３９名が受講されました。
１日目は、障害特性や働くことの意義、障害者雇用について講義と演習を行いました。２日目は、実際にピアサポーターを雇用されている事業所の方々を講師にお招きし、ピアサポーターとしての継続的な就労、効果的なコミュニケーション技法、現場で効果的に力を発揮するための準備について講義と演習を行いました。
今回のフォローアップ研修は、基礎研修や専門研修での学びを深めると共に、ピアサポーターと専門職が継続的に且つ機能的にチームとして、利用者をサポートするにはどうしたらよいかを学ぶ機会でした。基礎研修・専門研修とは異なるメンバー構成でグループワークのグループ分けをしたことによって、研修序盤は参加者の皆さんに緊張感があられた様子でした。しかし､休憩時間での交流やグループワーク等を通して、グループが一つのチームとして一体感が生まれて行くことを感じました。講師の皆さんがとても分かりやすい講義をして頂き、また参加者の皆さんが活発で対等な意見交換をして下さりました。参加された障害当事者の方からは「ピアサポートのことをもっとたくさんの人に知って欲しい」、また専門職の方からはピアサポーターの方と働く事への不安が減った」などのご意見も頂いております。基礎研修と専門研修で見えた課題を踏まえて､フォローアップ研修を実施しましたが、新しく見えてきた課題があり、また私達が気づいていない課題もあるかと思いますので、しっかりと振り返り、検討して行きたいと考えています。