長崎県相談支援専門員協会 県央ブロック研修報告
令和4年11月25日(金) プラットおおむら4階大会議室にて、長崎県相談支援専門員協会県央ブロック研修会を開催しました。内容は、「成年後見制度へのつなぎ方講座」として13事業所25名の相談支援専門員の参加があり、日常業務でいかに成年後見制度に関心が高いかが伺われました。3名の講師の先生からご講義いただき、制度の理解では導入で社会福祉士の毛利先生のお話から始まり、制度が必要な人と場面について伊藤弁護士先生が、そして制度につないだあとの話を社会福祉士の久重路先生が事例も踏まえ説明して頂きました。一時間では、足りないボリュームを集約してお話しいただきました。後半の質疑・応答の時間では事前質問をとっていたので、フロアからの質問は控えめでした。感想としては、「後見人は本人と同じ立ち位置であり、時には支援者と立ち位置が異なるということでした。そして、現実見当が乏しい方の支援では、時に支援者側が振り回されがちですが本人の意向に寄り添い、失敗しながらでも、そこから考えご自身が折り合いをつけていく、そのプロセスが、結果的には、本人の希望する暮らしの実現となり意思決定支援を遂行することにつながる。」という事でした。最後に、「成年後見制度は、事案ごとのメリット・デメリットを比較検討しメリット(必要性)が大きいと判断できる場合にすすめるべきだ。」という伊藤先生の助言はとても印象的でした。研修後、講師の方へ名刺を交換される方が列になるほどの反応がありました。今回のブロック研修会は、導入であり、今後も次の研修につながればと思っています。